9月4日(土)6時12分配信 【Yahooニュース】
桃の節句に飾れなかったひな人形を9月9日の重陽の節句に飾る「後(のち)のひな」の特別展が、山形県河北町紅花資料館で開かれている。
山形県は室町時代から江戸時代にかけて紅花の産地として栄え、河北町の商家には京土産として伝えられた多くのひな人形が残されている。
展示しているのは主に江戸・大正期のひな人形で、内裏びな、三人官女や五人官女など7組。資料館が所蔵する30組のうち、今春展示できなかった人形を用意した。時代に応じて表情や意匠は異なるが、当時の商家の豪勢な暮らしぶりの一端がうかがえる。
資料館でボランティアガイドを務める真木正雄さん(82)によると、後のひなは家族の病気やけがなどがあった場合、3月には祝い事を避け、代わりに重陽の節句に飾る習わし。特に祝い事はせず、真木さんは「蔵にしまったままの人形に対する思いやりを込めたのでしょう」とみる。
特別展は30日まで。9日は休館。入館料は一般400円、高校生150円。小中学生70円。連絡先は紅花資料館0237(73)3500。