2010年2月10日配信 【asahi.com】
◆まな娘へ/澤田政廣記念美術館
熱海市立澤田政廣記念美術館で、澤田がまな娘のために制作した雛人形が展示されている。3月3日まで。
立ちびなと座りびなの2対で、丁寧に彩色された木彫で昭和初期の作品とされる。
相磯浩館長は「力強い澤田の作品の中では異色。雛人形はとても愛らしくて、手にして喜んでいる娘さんたちの情景が目に浮かぶようだ」と話す。
雛人形の後には、奈良・薬師寺の国宝「薬師如来像」の台座にある「青龍・白虎」の拓本びょうぶがある。
澤田が薬師寺西塔の仏像4体を制作した折に、当時の管主の故高田好胤氏から贈られた。
◆江戸や大正の趣/日本平ホテル
江戸時代中期の「享保雛(びな)」や、大正時代に作られた「段飾り雛」など、昔の貴重なひな飾り数百点が、静岡市清水区の日本平ホテルに飾られている。3月22日まで。
同ホテルによると、展示品の多くは同市葵区に住む磯谷佐紀子さん(77)のコレクション。代々家で大切にしていた品々を、桃の節句の時期に合わせて公開しているという。
食事のついでに立ち寄ったという静岡市駿河区の長嶋美穂子さん(55)と同市葵区の海野満千子さん(58)は「お顔がちょっとずつ違うわね」「子どもの頃を思い出す」と話しながら、熱心に眺めていた。