4月23日14時53分配信 【大分のニュース】
五月人形商戦が終盤を迎えた。県内の人形店や百貨店では、低価格の商品が売れ筋だが、売り上げはほぼ例年並みを維持しているのはひな人形と同じ傾向。店側は「子や孫が健やかに育ってほしいという願いは、やはり不況下でも変わらないようだ」と話している。
トキハわさだタウン(大分市)は、不況の影響による売り上げの落ち込みを予想していたが、例年並みを維持できそうだという。「購入金額は昨年より1万円ほど下がり、13万円ほどの品を中心に売れている」と担当者。人形の松屋大分店(同市)では、10万円前後のかぶとが人気。広田真由美店長は「安価なコンパクトタイプの中でも、今年は見た目がより豪華な着用タイプを購入する人が目立っている」と話す。
両店とも親子3代で来店し、祖父母が支払いをするケースがほとんどという。同市賀来の会社員福田太郎さん(28)、友里子さん(31)夫婦も、長男虎志郎(こじろう)ちゃん(4カ月)のかぶとを両親に買ってもらった。「五月人形はどれも値段が高いので購入は考えていなかったが、両親が『縁起物だから』と買ってくれた」と太郎さん。
日本人形協会(東京都)によると、不況で客が安い商品を選んでいるのは全国共通。5年ほど前から、アパートやマンションに住む家族向けのコンパクトな商品が売れ筋になっている。
人形会館ガリバー中津店(中津市)は「飾り台に収納して片付けることができるかぶとや、部屋の中に飾る小さなこいのぼりが人気」と話している。