2008年3月27日分配信 毎日新聞
◇「たくましく」の親心
端午の節句を前に、三豊市三野町下高瀬の「田井民芸」で、「張り子虎」の出荷がピークを迎えている。
張り子虎は、端午の節句の時、鎧(よろい)かぶととともに、男の子がたくましく育つようにとの願いを込めて飾られる。
明治初期から創業の田井民芸では、五代目で県伝統工芸士の田井艶子さん(60)が、大小15種類の張り子虎を年間約1000個製造。木型に和紙を張り付けて乾燥させ、顔料などを使って色付け。馬のしっぽをひげにして仕上げる。
メーンは全長約75センチ、高さ約40センチ、幅約30センチで、2〜3歳児が乗っても大丈夫な頑丈なもの。出荷のピークは、3月初旬から始まり、4月いっぱいまで続くという。
田井さんは「昔ながらの風習は年々忘れられつつありますが、子どもの健全な成長を願う親心はいつの時代も同じ。この風習がいつまでも続いてくれれば」と話している。
一般向け小売りも
田井民芸では、一般向けに小売りもしている。キーホルダー型(長さ5センチ)のものからジャンボ虎(同1・2メートル)までで、価格は1000円〜4万円ほど。問い合わせは田井民芸(0875・72・4978)。