2007年4月1日配信 山陽新聞
鏡野町の奥津温泉街の空き店舗に31日、おひなさまや五月人形がお目見えした。温泉街に活気を呼び戻そうと、地元有志が初めて企画。桃と端午の節句を一緒に楽しめるとあって、観光客の目を引いている。
奥津温泉の宿泊客は、阪神大震災の影響などで15年前の4分の1に減少。閉鎖した旅館や店も目立つ。こうした中、「温泉街にかつてのにぎわいを」と、地元有志約10人が力を合わせて開催にこぎつけた。元土産物店と元たばこ店が無償で店先を貸してくれたという。
会場の目印は、軒先に垂れ幕のように張り付けられたこいのぼり。ひな飾りをはじめ、学問の神・菅原道真をかたどった奥津地域に伝わる土製の人形「泥天神」や道真を描いた掛け軸「絵賛」、武者よろいや虎の張り子などが並ぶ。いずれも地域の人に貸りたり有志が持ち寄り、2店で計約50点を展示している。